(MaCC / PIXTA)

直近の決算こそ悪くないみずほフィナンシャルグループ(FG)だが、ほかのメガバンクと比較すると、順風満帆とはいえない現実が浮かび上がる。

銀行業務の柱である貸出金と預金から見よう。三菱UFJフィナンシャル・グループがトップを走り、みずほは三井住友FGと抜きつ抜かれつの展開だったが、足元では競り負けている。

目を引くのが預金残高の減少だ。みずほの中堅行員は「コロナ対応の後ろ向きな姿勢やシステム障害で信頼を失い、新規口座の開設が減少し、支店では預金流出も始まっている」と内実を明かす。

投資信託や保険の販売、法人向けコンサルティングなどから得られる役務利益はどうか。この10年ほど3メガの序列に変化はない。みずほは2020年度、北米における社債発行手数料の拡大や投信販売の急増から、2グループとの差を幾分か縮めた。だが21年度は反動減のリスクがあり、メガ最下位からの脱出は難しそうだ。