大林組の蓮輪賢治社長は、スーパーゼネコンが主導する大型の技術連合に参加する可能性を否定しなかった(撮影:梅谷秀司)
これまで大きな変革がなかったゼネコン業界だが、ここにきて再編につながる動きが出てきた。
9月にはスーパーゼネコンが主導する大型の技術連合が誕生。国内建設投資の先細りが懸念される中、次世代技術の開発を見据え、ゼネコン各社は自社の立ち位置を見つめ直そうとしている。
スーパーゼネコンの一角で、2021年4月に蓮輪賢治社長が日本建設業連合会(日建連)の主要ポストに初めて就いた大林組も、変革への備えが待ったなしの状況だ。大型連合に参加する意思はあるのか。同社の蓮輪社長を直撃した。

業界横断的な組織への参加もありうる

――施工ロボットなど次世代技術の開発に連携して取り組む業界横断的な組織「RXコンソーシアム」の設立が9月に発表されました。スーパーゼネコンの鹿島、竹中工務店、清水建設が中核となる大型の組織ですが、大林組は参加しないのでしょうか。

RXが目指している理念などについて異論はない。AIなどの開発は個社で取り組むのではなく、共有しながら成長させていく、あるいは普及させていく必要がある。デジタルトランスフォーメーションに関連するような技術もゼネコン会社だけでなく、機器メーカーやさまざまな領域の方々と協力して開発せざるをえない。

大林組も(施工ロボットなどの)技術開発に力を注いでおり、ある程度、技術の普及・促進の段階に入れば、そういうチーム(RXコンソーシアム)に入ることも選択肢の1つだと思っている。