9月から株価が下落し、金融市場に動揺が見られる。FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、大規模な証券購入による資金供給を減らしていくテーパリングの11月開始を示唆。ECB(欧州中央銀行)も9月に同様の決定を行った。2020年3月以降続いた新型コロナ禍対応の大盤振る舞いによる流動性相場はいったん終焉を迎えつつある。

さらに、現状ではいくつかのリスクが顕在化しており、ここから先も不安定さは付きまといそうだ。まず、世界経済の成長において大きな比重を占める中国経済が下振れするリスクがある。

チャイナショックを警戒

中国経済のリスクの1つは不動産バブルと不良債権処理の問題だ。中国政府はインフラ整備としての不動産投資を続ける一方、投機による住宅価格の高騰を抑制する融資制限などのバブル潰し政策を行ってきた。