(ソライロ / PIXTA)

会議での議論を活性化させ有意義な場にするためには、ファシリテーター(進行役)の役割がたいへん重要だ。会議全体が冷めすぎも熱しすぎもしないよう、熱量(雰囲気)をいかにコントロールしながら進めていけるかが腕の見せどころ。会議の成否は、ファシリテーターの運営次第で決まってくる。

意思決定会議

議案の説明から入るのが一般的だが、アマゾンではその場で議案資料が配付され、それを各出席者が最大15分間かけて黙読するのが通例。その間、質問はいっさい受け付けない。出席者全員に議案内容をしっかり把握してもらい、黙読後に質問や議論に移る。

議論がうまくかみ合っている間はいいが、意見が分かれて議論が熱くなり収拾がつかなくなったとき、ファシリテーターは「ちょっと冷静になろう」と声をかけて熱を冷ます。一歩引いてお互いの主張を聞いてみることが求められる。高台に上がってみんなの動きを俯瞰する会議運営手段の1つで、アマゾンでは「バルコニー」と呼ぶ。これにより今までとは違う観点へ議論を導ける。