イラスト:十時朱視

事業の拡大や承継などを目的に行われるM&A(合併・買収)。譲渡企業と譲受企業の交渉では、どういった点に留意すべきか。

企業規模にもよるが、一般的にM&Aは、トップレベル同士の会談、さらに役員・部門長に弁護士を交えた実務レベルの条件交渉という流れで進められる。

トップ会談で確かめないといけないのは「相性」だ。相性の合わないM&Aは、実務レベルの交渉で破談になる可能性が高くなる。細かい話をする必要はない。「将来に向けたビジョン」「M&A以降の成長戦略」など、未来志向ですり合わせをしていく。両社の資本や事業規模にどれだけ差があっても、相手の人格や立場を否定せず、対等な立場から「リスペクト」することを忘れてはならない