イラスト:十時朱視

直属の上司と話す機会はどのくらいあるだろうか。会議で同席したり、毎日メールのやり取りをしたりする一方、「1対1で話をしたのはずいぶん前」と答える人も意外と多い。

企業文化や職種によって事情は異なるが、今回は、やや緊張感のある場面を想定する。上司に「意見提案」をしたり異動や担当替えなどの「希望」を伝えたりする場面だ。上司とのよい関係を保ちつつ意見や希望を聞き入れてもらう。そんな話し方を考えよう。

最初に、多くの部下が犯す重大な間違いについて押さえておきたい。その間違いとは、声をかけるタイミングだ。「いつでも話しかけて」と言われたことがあったとしても、現実として上司にも生活があり、話しかけてはいけない時間がある。帰り際だ。

上司にも生活がある

帰り支度を整える上司に「今ちょっといいですか」と言う部下は、非常に多い。読者にも、身に覚えのある人がいるかもしれない。