住宅需要は強含みで、木材価格は高騰を続けている(編集部撮影)
木材価格の高騰が続いている。
「ウッドショック」が顕在化した2021年春の時点と比べると、国内では流通量は確保されているものの、海外のサプライヤーと春の高値の時点で契約した木材が現在輸入されて入港してきており、これが国内での取引価格が上昇する要因になっている。
日本木材総合情報センターによれば、9月上旬の調査で米マツ集成平角(国内で製材)の店頭渡し価格は1立方メートルあたり10万円と、8月初旬調査から5000円上昇。一方、ヨーロッパ産ラミナ材(集成材用の挽き板)は8万5000円と、8月に比べて4万円もの上昇となった。
7月時点のインタビューで「木材価格は9月がピーク」と話していたプレカット(加工材)業界最大手・ポラテックの北大路康信専務。木材業界のキーマンは今後の木材市況をどう読むのか。再び直撃した。

サプライヤーともめて、値決めできない

――木材業界では3カ月ごとに海外のサプライヤーと仕入れ価格の交渉を行っています。アメリカの住宅需要が落ち着き、アメリカでは木材価格の上昇も一服感がありますが、9月の交渉はどのような状況ですか。

(2020年夏から)アメリカで木材価格の高騰が始まったこともあり、世界の相場はアメリカが引っ張ってきた感があった。しかし、今年の夏場からアメリカの住宅需要は下火になってきた。