この1年間で新興国のプラットフォーム企業を取り巻く環境に大きな変化が生じている。

相次ぐ上場・合併によって新興国のプラットフォーム企業が一層台頭する予兆がある。その一方で、各国政府によるグローバルプラットフォーム企業への規制強化の動きが明らかに強まっている。

新興国では地場企業の株式上場や合従連合の動きが加速している。今年5月、インドネシアでは有力スタートアップ企業のゴジェック(配車・決済サービス大手)とトコペディア(eコマース大手)が事業統合し、新会社GoToグループを設立することが発表された。

両社を合計すると2020年の企業価値は約2兆円、月間アクティブユーザー数(MAU)は1億人、年間決済数は18億件の規模に達する。年内に米ニューヨーク証券取引所への上場を目指していると報道されている。

トコペディア(左)とゴジェック(右)。インドネシアで過去最大規模の経営統合に(AFP/アフロ)

インドでは現地のフードデリバリー大手のゾマトが今年7月に国内の証券取引所に上場し、決済サービスを展開するペイティーエムも上場準備を進めている。