社長 榮 章博(さかえ・あきひろ)1960年生まれ。大京を経て99年にランドネットを創業。台湾・香港現地法人で取締役に当たる董事(とうじ)も兼任。会社経営の傍ら、自らも区分所有マンションや1棟アパートなどに投資。(撮影:今井康一)
築年数の経ったワンルームを中心とするマンションの買い取り再販で成長を遂げたランドネット。個人投資家などから直接不動産を買い取ることで中間マージンを省く。今年7月、東証ジャスダックスタンダード上場を果たした。榮章博社長に成長戦略を聞いた。

──築古ワンルームマンションの取り扱いが豊富です。

当社は不動産の買い取り再販や仲介を行っている。とくに部屋の広さが30平方メートル未満のワンルームマンションの取り扱いが得意だ。マンション市場には築年数の古い物件が多いため、仕入れの7割は築20年以上。営業エリアは、北は北海道から南は石垣島まで全国どこでも。実際に石垣島の物件を取り扱ったこともある。

仕入れの7割が個人オーナーからだ。ダイレクトメールや電話などで直接営業をかけている。オーナーはそれぞれ物件を売りたい事情を抱えており、反響はある。売却も原則自社で行い、仲介業者などの中間マージンを省くことに努めている。

相場よりも少し高く買い取って、少し安く販売することが目標だ。販売は不動産業者向けが53%を占めるが、今後は業者向けと比べて利益率が高い個人への直売を伸ばしていきたい。低金利を追い風に、投資家の買い意欲は旺盛だ。

──上場企業に絞っても、ワンルームマンションを扱う業者は数多く存在します。