トヨタ「45分で車検」の表示取りやめが示す課題 販売会社との関係再構築が急務

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系列販売店で相次ぐ不祥事。国内はシェア50%を超す独り勝ち状態の中、どのように軌道修正するのか。

左の画像は以前のトヨタの車検を案内するサイト。現在のサイト(右画像)では「プロの技術で45分で車検完了」などの文言がなくなっている(編集部撮影)

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「トヨタからの通達があったので、すべて45分で完了するといった誤解を生まないように短時間車検の名前を変えた」

トヨタ自動車系の販売会社、トヨタカローラ名古屋の幹部はそう話す。同社では「でらはや45分車検」と銘打った短時間車検を8月上旬まで展開していたが、お盆休みを挟み、「でらはや車検」に改めた。短時間車検自体は続けている。

「お客様への車検訴求内容のご確認のお願い」――。系列販売会社で相次ぐ不正車検の発覚を受けて、トヨタは8月3日、全国の販売会社にそう題した通達を出した。車検の名称を顧客に誤解のないものにすることに加え、「車種・年式・追加整備によっては、作業時間が長引く、後日改めて整備する場合がある」などの例外表記をわかりやすく、必ず記載するよう求めている。

前出の通達から程なくして、トヨタは自社のホームページから「プロの技術で45分で車検完了」といった文言を削除した。もともと、販売店や整備内容によって作業時間が異なることは明記していた。

表記の修正より大事なこと

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