やまざき・はじめ 1958年生まれ。東京大学経済学部卒業。楽天証券経済研究所客員研究員。マイベンチマーク代表。資産運用や経済一般などの分野で活躍。(撮影:今井康一)

今の米国の株価はやや高い。ただし、バブル形成中であって、まだバブルのピークではないだろう。

昨年はコロナ禍に見舞われ、米国株は大きく下げた。ところが金融システムを支えるために、FRBによる大規模な金融緩和が正当化された。コロナ対策として政府が強力な財政支援にも乗り出したため、金融緩和がさらに効果を発揮し始めた。また政府による家庭への現金給付策などで個人が手元資金を膨らませた結果、一部が投資に向かい株高を演出している。

目先ではFRBの金融緩和見直しで、テーパリング開始が示唆されている。だが、景気の過熱によりFRBが金融引き締めに乗り出さない限り、バブルが終焉に向かうことはしばらくないだろう。つまり形成中のバブルはまだまだ終わらない。