『米国会社四季報』(東洋経済刊)は、米国株投資に興味があるけれど情報が少なく困っているという投資家の要望に応えて、2014年に創刊した。15年からは4月(春夏号)、10月(秋冬号)と年2回発売している。投資家のバイブル『会社四季報』の体裁に倣い、豊富な財務情報などを読みやすいようにレイアウトしている。

データは、世界の機関投資家に金融情報を発信する米S&Pグローバルから提供を受けているほか、編集部が一部を独自に収集、編集している。掲載銘柄は米国市場に上場している企業のうち700以上で、大型株を中心に注目の新興銘柄も含んでいる。

『米国会社四季報』をどのように米国株投資に生かせばよいのか。活用方法を紹介したい。

一口に投資といっても銘柄選別時の着眼点はさまざまだ。高成長株、高配当株、成長性と配当のバランスがよい株、割安株、海外の有力株を好む人もいるだろう(下図)。具体的に米国の銘柄を挙げると、成長性ではテスラ、アマゾン、ズーム・ビデオ。最近では新型コロナウイルスワクチンを開発したモデルナがこのグループに入る。脱炭素、在宅勤務、コロナ対策など需要増を取り込む米国企業は力強い。こういった銘柄は、業績が好調なときは株価の上昇に勢いがある。ただし、期待を裏切ると株価が反落するタイミングが早く、見直されるまで時間がかかるというマイナス面もある。