経済成長から長期で見た株価の上昇も期待できそうだ(Richard Perry/The New York Times)

新型コロナウイルスが依然として猛威を振るう中、米国株式市場は終息後を見据えて動き始めている。米国株は日本株と比較して圧倒的な上昇率だった。長期的に見た場合、米国株は今後も有望であり続けるだろうか。

株価というのは、長期的には企業が活動する国のGDP(国内総生産)に比例して動く。当たり前に聞こえるだろうが、この事実について多くの人が見過ごしている。

下図は1990年を基準にした米国株と日本株、そして両国の名目GDPを比較したものである。株価というのは将来の期待収益を反映するのでGDP成長率よりも株価上昇率のほうが高くなるが、基本的に株価はGDPに比例する。株価と名目GDPが連動するというのは経済学から論理的に導き出せる命題なので、高い成長が予想される市場を選択することは、重要な基本戦略といってよいだろう。