ザッカーバーグCEOはソーシャルネットワーク企業からメタバース企業への転換を模索する(Jim Wilson/The New York Times)

フェイスブック(FB)が新しいビジョンを打ち出した。「メタバース」だ。

メタバースとはインターネット上に構築された仮想の3次元空間を指す。あらゆるデバイスからアクセスでき、実社会のような交流や活動をリアルタイムで体験できるデジタル世界だ。SF映画のような話に思えるが、かつてブームになった「セカンドライフ」や、世界のプレーヤーと交流できるオンラインゲーム『あつまれ どうぶつの森』の進化版と言えばイメージしやすいだろうか。米スタンフォード大学が支援するベンチャー企業、Anifieがメタバース上のライブ事業を手がけるなど、裾野が広がりつつある。

FBのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は、7月28日の4~6月期決算会見でメタバースについて言及。今後、同社がソーシャルメディア企業からメタバース企業に変わると示唆した。8月19日には新サービス「Horizon Workrooms」で取材に応じた。アバターを作成した参加者はVR端末を使用、仮想空間で図を描いたり、身ぶり手ぶりで意思を伝えたりする。違った場所や国にいる参加者でも同じ空間にいるような感覚を可能にしている。