マツモトキヨシの調剤併設型のドラッグストア(写真:編集部撮影)

コロナ禍でも、ドラッグストアが「我が世の春」を謳歌している。

経済産業省が発表した直近7年分の小売りの主要チャネル別の売上高を見ると、ドラッグストアは右肩上がりで成長。2020年は前年比6.5%増だった。

一方でスーパーは、2020年の売上高は巣ごもり特需もあり、前年比13.0%増だったものの、それ以前は停滞が続いていた。さらにコンビニは同4.4%減、百貨店に至っては同25.4%減と、ドラッグストアとは対照的な状況だ。

そんなドラッグストアの売上高は、2019年には百貨店を逆転、次は店舗数が飽和状態にあるコンビニエンスストアの背中をとらえている。

人口減少の影響などで小売業界の成長が鈍化する中、なぜドラッグストアは成長を続けることができるのだろうか。

百貨店を逆転したドラッグストア

その秘密はドラッグストアの店内に行けばわかる。ドラッグストアの草分け的存在として知られる業界6位の「マツモトキヨシホールディングス」。店内に足を踏み入れると、まず目に入ってきたのは、資生堂のスキンケアブランド「アクアレーベル」の乳液だった。8月21日に発売開始されたばかりの商品で、145mlが1683円で販売されている。ほかにも化粧水であれば、500mlで650円の低価格帯から、200mlで3960円の高価格帯のものまで幅広く取り揃えている。