長岡市は新潟県の中南部、越後平野の南にある人口約26万5000人の街だ。江戸時代には譜代大名牧野氏の城下町として栄えたが、幕末の戊辰戦争で政府軍からの攻撃により長岡城などが焼失、会津藩に逃れた藩士たちも悲惨な最期を遂げた。

太平洋戦争末期の1945年8月1日には大規模な空襲で街の約8割が焼失、1488人もの市民が犠牲になった。当時の長岡は、石油の産地であると同時に多くの兵器工場があった。

こうした戦禍に加え、この街は自然災害にも見舞われてきた。街の中心部を流れる信濃川は洪水のリスクをはらむ。また国内有数の豪雪地帯でもあり、街を深い雪で覆い尽くされたことも多い。61年の長岡地震、2004年の新潟県中越地震、07年の新潟県中越沖地震でも多くの犠牲、被害が出た。