馬毛島の元オーナー、立石勲氏。この島にかける思いは強烈だった。写真は2019年撮影(筆者撮影)

鹿児島県・種子島の西方12キロ先に浮かぶ馬毛島(まげしま)。日本で2番目に大きなこの無人島の元オーナー、立石勲氏が2021年5月、老衰のため亡くなった。享年88歳。

同島は、自衛隊の基地計画や沖縄のアメリカ軍普天間基地の移籍先の有力候補として名前が挙がった。また、立石氏をはじめ、日中政府の高官ら有象無象の人物が入り乱れた。戦後裏面史の舞台の1つであったことはほとんど知られていない。

筆者は、同島を1995年から2019年まで事実上所有していた立石氏と親しく付き合い、虚実入り乱れるさまざまな裏話を聞いてきた。

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