(takeuchi masato / PIXTA)

私は会社員時代、トヨタ自動車で毎日のように「紙1枚」の資料を作成し、それでプレゼンテーションをしながら仕事を進めてきた。

当初は先輩が作成した資料を参考に作り、上司に提出すると真っ赤に添削されて返ってくることばかりで大変だった。そこで気づいたのは、紙1枚にまとめると、思考が整理されるということだ。紙幅に制約があることで、「何のための業務なのか」「真の原因は何か」「どういった行動が最も効果的なのか」といった本質的な自問自答や思考整理ができるようになる。考えが研ぎ澄まされることで、適切な言葉選び、的を射た文章術が身に付いた。簡潔にまとまった資料は読む側にとっても理解しやすい。よって、企画書でもまずは思考を整理したうえで、形にするのが前提となる。

3つの疑問を解消する

下に掲げたのは、ホームページのリニューアルに関する企画書の例である。ポイントは「3つの疑問」、すなわち「Why」「What」「How」を解消した内容になっていることだ。