ミルボンはヘアケア製品などを美容室に専売する。消費動向の変化を捉えて事業拡大を狙う

美容室向けに高価格帯のシャンプーやトリートメントなどを製造・販売する化粧品メーカーのミルボンが業績成長の勢いを取り戻しそうだ。

同社の主力ブランド2つは、ともに高価格帯ヘアケア製品。2010年に売り出した国内向けの「オージュア」と、16年に投入して米国や中国など海外13カ国・地域でも展開する「グローバルミルボン」だ。オージュアは250ミリリットルのシャンプーが3000〜5000円弱、グローバルミルボンは200ミリリットルで2500円前後と、市販のヘアケア商品と比べてかなり強気の値段設定だ。

前20年12月期決算は、売上高357億2500万円(前期比1.5%減)、営業利益63億9400万円(同5.3%減)。美容室専売の上場化粧品メーカー3社の中で断トツの最大手だ。

ただ、美容室はコロナ禍のダメージが大きい業界の1つ。ミルボンも前期は美容室への客足が減った影響を受けて、29期ぶりの減収、10期ぶりの営業減益と、増収増益を続けていたのがついにストップした。