東京・水道橋にある大和ハウス工業の東京本社。連結売上高はいまや4兆円を超える(撮影:今井康一)

「デジタル化で、全社のビジネスモデルを変えていきたい」

ハウスメーカー最大手、大和ハウス工業の南川陽信・上席執行役員が語る建設デジタル化の狙いは明快だ。工業化=プレハブ化によって変革してきたこれまでの建設生産システムを抜本的に見直そうというのである。

売上高は4兆円を超え、いまや日本最大の建設会社となった同社が思い切った生産システム見直しに取り組む背景には、2003年に亡くなった創業者・石橋信夫氏の遺志があるのは間違いない。

「創業100周年を迎える2055年には売上高10兆円を達成する」

この長期目標を実現するため、新たな一歩を踏み出すことを決断したのだろう。大和ハウスはいま、何を変革しようとしているのか。

他社に先駆けてデジタル化を推進

「BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング、三次元設計施工)導入についても勉強して取り組んでいきたい」

2017年9月に行われた社長交代会見で、大和ハウスの芳井敬一社長はそう強調した。