2020年6月に就任した大成建設の相川善郎社長。父は三菱重工業の社長、会長を歴任した相川賢太郎氏。兄は三菱自動車の元社長、相川哲郎氏だ(撮影:梅谷秀司)
ゼネコン業界は受注競争が厳しさを増しており、新築工事の先細りも懸念される。職人の高齢化に加え、若い人材の流入も少ない。体質改善に向けた業界再編は、もはや待ったなしの状況だ。
スーパーゼネコンの一角・大成建設では、村田誉之副会長が6月で退任し、大和ハウス工業へ移籍した。この首脳人事は業種を超えた資本・業務提携、あるいは業界再編への布石なのか。大成建設の相川善郎社長を直撃した。

ゼネコン界は会社の数が多すぎる

――ゼネコン界を取り巻く環境は楽観視できません。これまでは比較的再編とは無縁の業界でしたが、状況が変わったのではないでしょうか。

年間の建設投資が約60兆円のパイの中で、約47万社が存在している。会社の数が多すぎる。業界再編は本気で取り組んでいかなければならない問題だ。たくさん会社があっても今までは何とかやっていけたが、もはやそういう時代ではない。

大成建設がトップを切って業界再編を主導していかなければならない。異業種も含めて、M&Aや業務提携が必要だと思う。