北京大学 ビジネススクール教授 マイケル・ペティス(Michael Pettis)米コロンビア大学大学院でMBA取得。北京大学光華管理学院(ビジネススクール)教授(財政・金融)。カーネギー国際平和基金のシニアフェローも務めている。

中国が今直面している問題は、日本が1980年代に直面した課題に似通っている。

日本は第2次世界大戦後、復興のために多額の資金をインフラに投じた。その結果、飛躍的な経済成長をもたらした。だが、インフラ投資はいつか過剰になる。橋や道路、空港をいくら建設しても、いずれは生産的な投資ではなくなる。その結果、90年代以降の低成長につながったと考えられる。

中国も同様だ。今では各地にインフラが整っているが、かつては乏しかった。道路や橋、空港と公共投資を続けてきた。インフラが整っていない状況であれば、インフラ投資は生産的な投資といえる。その結果、90年代、2000年代の高成長につながった。