蜂巣能源科技の車載用リチウムイオン電池。原材料価格の高騰に悩まされている(ロイター/アフロ)

世界的な半導体不足で、2021年初めから減産に追い込まれた自動車業界。今度は車載用電池の原材料不足が、中国の電気自動車(EV)メーカーや電池メーカーの悩みの種になっている。

「車載用電池の供給不足は22年まで続く可能性が高い。そのボトルネックとなっているのは(電池メーカーの生産能力ではなく)原材料の供給だ」

6月12日に開催された中国の自動車業界のフォーラムで、新興電池メーカーの蜂巣能源科技(SVOLT)の総裁(社長に相当)を務める楊紅新氏はそう語った。SVOLTは18年の設立で、その大株主は中堅自動車メーカーの長城汽車の董事長(会長に相当)を務める魏建軍氏だ。