『スパイダーマン』などの人気作品が、ネトフリやHuluで劇場公開後に配信される(Spider-Man Far From Home – Now Available on Disc and Digital ©2019 CTMG. All Rights Reserved. MARVEL and all related character names © & ™ 2021 MARVEL)

ソニーを代表する映画といえば、「スパイダーマン」だろう。突然、クモのような特殊能力を得た主人公が、縦横無尽に動き回って敵を打ち破る奇想天外な物語だ。

そのスパイダーマンの最新作「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が今年の冬に全米で公開される。このスパイダーマンはもともと、米マーベルコミックスの人気ヒーローだった。そのマーベルが経営不振に陥ったことから、1999年にスパイダーマンのほかアイアンマンなど5つの人気コミックの映画化権をソニーに売りたいと申し出、ソニーはスパイダーマンのみを1000億円で購入。それが功を奏し、その後の映画の大ヒットにつながった。

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)は今年4月、このスパイダーマンを売りに、自社映画の配信権を米ウォルト・ディズニーに供与する契約を締結。今後制作される「スパイダーマン」の米国内での配信権を、ディズニーに与えることが決まった。人気の「ジュマンジ」や「モンスター・ホテル」などの旧作映画も対象で、早速ディズニー傘下の動画配信サービス「Hulu」や「Disney+」で一部の配信が開始される予定だ。

同じくこの4月には米ネットフリックスとも公開後映画の配信契約を結んだ。スパイダーマンから派生した「モービウス」、「ヴェノム」の続編、ソニーのゲームが原作の「アンチャーテッド」など、ソニーが2026年までに公開する予定の映画が対象である。契約期間は来年から5年間で、劇場公開後の映画が順次ネットフリックスで配信されることになる。