地銀の収益力を見るうえで「コア業務純益」のチェックは欠かせない(編集部撮影)

金融緩和で低金利が続き収益環境が厳しい地方銀行にとって、「稼ぐ力」をどう高めるかが大きな課題だ。その力を示す指標として重視されるのが「コア業務純益」だ。これは、預金・貸し出し、有価証券利息などの収支である資金利益と法人・個人向けの手数料の収支から成り、銀行本来の業務による収益力を示す。

近年は、一時的な要因で上下しやすい「投信解約益」を除いた数値で比較されることが多い。そこで今回、最新の2020年度決算から地銀100社の「コア業務純益(投信解約益除く)」を抽出し、金額が低い順に並べた。

すべての銀行が黒字となっており、利益が最も大きい横浜銀行は唯一700億円を超している。ワースト1位は福井県の福邦銀行で500万円。2021年1月に福井銀行の子会社となることが発表されており、2行の連携で収益力を高めようとしている。

高齢化や人口減少などから地方の資金需要が減っていく中、地力で稼ぐ力を伸ばしていくのは難しい。収益力を高めるためには、合併、統合や業務提携によるテコ入れや経費率の削減が急務となっている。