オンラインでの発表会見に登壇したパノス・パネイ最高製品責任者。コロナ禍でPC端末の重要性が高まっていることを強調した

米マイクロソフトは6月24日、6年ぶりに大幅刷新したパソコン(PC)向けOS(基本ソフト)「ウィンドウズ11」を発表した。今年後半から対応するPCで無料更新が行われる。

2015年のウィンドウズ10発表当時、同社は「これがウィンドウズの最後のバージョンとなる」と述べていた。数年に1回大幅刷新を行うのではなく、名称はそのまま、開発のサイクルを早めて年2回の機能更新を行う方針とした。

だが今回、マイクロソフトは前言を撤回し、新たなバージョンを打ち出した。それだけウィンドウズが変化したことを世界中に印象づける必要があった。

背景にはPC市場での競争が再び過熱していることがある。米調査会社・ガートナーによれば、20年の世界のPC出荷台数は前年比4.8%増の2億7500万台となり、過去10年で最大の伸び幅だった。

「(コロナ禍の)過去1年半でPCは仕事や勉強、人とのつながりを強める重要な役割を果たした」。マイクロソフトのパノス・パネイ最高製品責任者は発表会見でそう語った。新製品への期待から同社の株価も急上昇し、発表当日の6月24日には終値ベースで初めて時価総額が2兆ドルを突破した。