イラスト:髙栁浩太郎

「とりあえず、環境を重視している会社のM&A(合併・買収)を検討していますと中期経営計画には書いたのだが、これでいいのだろうか……」

中小企業向けコンサル会社、山田コンサルティングの山口大樹氏は先日、ある社長からこんな相談を受けた。山口氏が「具体的にはどんな会社を(M&Aの)念頭に?」と問うと、社長はこう言った。「それがわからないんだ」。

東京証券取引所が6月11日に発表した改訂コーポレートガバナンス・コード(CGコード)。柱の1つがサステナビリティ(持続可能性)、すなわちESGやSDGsへの対応だ。

改訂CGコードについて、山田コンサルが中堅企業の経営者向けに「いちばん気になる項目」を問うたアンケート調査によると、「取締役会の機能強化」や「中核人材のダイバーシティー」を上回って最多だったのが「サステナビリティへの対応」だった。