イラスト:髙栁浩太郎

「最近、あの人は“社外取締役成金”になって、神楽坂に高級マンションを買ったらしいよ」

複数の企業の社外取締役を兼務するある人物をめぐって、最近、こんな噂が駆け巡った。受け取っている報酬額が高額に上るとみられたからだ。社内取締役と違い、出社するのは月に取締役会が開かれる2〜3日程度で何ともうらやましい話だが、現実はどうなのか、業務内容や報酬について取材してみた。

「出勤は月に2~3回、取締役会が開かれるときだけ。議案は投資や提携案件、新規プロジェクトなど会社の重要事項に関するもの。自分からはあまり発言しないが、社長から求められれば自分なりの考えは伝えている」

こう語るのは電力小売事業などを展開するリミックスポイントの社外取締役、石川和男氏だ。石川氏は経済産業省や資源エネルギー庁に勤務していた経験を買われ、昨年、社外取締役に就任した。