イラスト:髙栁浩太郎

今年5月、大手証券会社の中堅営業マンは、あるリストを手に企業を回っていた。

そのリストに記されていたのは、プライム市場残留の当落線上にあるボーダー企業の名前だ。そうした企業を回っては、プライム落ちのデメリットを説明して回避策を提案。新たな取引につなげようとしていたわけだ。

ところが、反応は企業によってまちまち。プライム落ちを意識して真剣に話を聞いてくれる企業もあれば、「流通株式比率を上げるために、持ち合い先を回りましょう」などと説明しても、「他の企業はどうしていますか」と周囲の状況をうかがうばかりでピンときていない企業も少なくなかった。

営業マンは、「対策には時間がかかる。早い段階でしっかりと対策を取って基準を満たさなければ、プライム市場から落ちてしまうのに」とため息をつく。

企業が取れる対策とは

では、プライム市場に残るためには具体的に何をすればいいのか。その対策をまとめたのが下のチャートだ。これを基に、あなたの会社の状況と照らし合わせ、取るべき対策を検討してほしい。