ウーバーやリフトに加え、料理宅配のドアダッシュ、エアビーアンドビーなども料金が上昇(Sarahbeth Maney/The New York Times)

何年か前、ロサンゼルス出張でラッシュアワーに配車サービスのウーバーを利用したときのことだ。60~70ドルの出費は覚悟していた。ところが、アプリに表示されたのは16ドルという仰天の激安プライス──。

「ミレニアルライフスタイル助成金の黄金期」には、よくある出来事だった。「黄金期」とは、だいたい2012~20年代初頭を指して私が勝手に使っている言葉だ。大都市に住む20~30代の若者(つまりミレニアル世代)の「活動費」を、シリコンバレーのベンチャーキャピタリストが静かに肩代わりしていた期間を意味する。

「助成金」のおかげで、私たちはファストファッション並みの予算で高級ブランドを身にまとうような生活を謳歌することができた。ウーバーやリフトの配車サービスを激安価格で使い倒しながら、ブルジョア階級のようにハイヤーを乗り回した。請求額のかなりの部分はこれらの会社の投資家が負担する構図になっていた。