あだち・まさし 1959年生まれ。東大法卒。住友商事在職中に米留学し、ニューヨーク州弁護士資格を取得。2014年参議院議員初当選。無派閥で菅義偉首相を支えるグループに属する。(撮影:尾形文繁)

菅義偉首相の側近で米国、中国双方に豊富な人脈を持つ阿達雅志・首相補佐官(参議院議員)。国際政治とグローバル経済の両面を踏まえた意見を聞いた。

──経済安保論議が盛んです。

経済のグローバル化が行き過ぎてしまった。自由貿易を推し進めてきた結果、国の安全保障を脅かしかねない事態が起きている。LINEが中国の関連会社にシステム開発を委託し、中国人技術者が日本の個人情報にアクセスできる状態にあったことなど、われわれは知らなかった。

守るべき情報や技術を整理し、対応策を練っていく。そのために経済安保という視点で全体像を見ていく必要性が出てきたということだ。ただ、そのときに大切なのは現実を踏まえた議論だ。