中国は2016年に「一人っ子政策」を廃止したが、その効果は限定的だった(AP/アフロ)

中国で10年に一度の「全国人口普遍調査」が発表されてから1カ月と経たないうちに、出産に関する重大政策が決定された。夫婦1組につき3人までの出産を容認する「三人っ子政策」だ。『財新周刊』6月7日号の社論では、このテーマについて論じられている。

先日、中国共産党中央政治局が会議を開き、「第14次五カ年計画」期間中に高齢化問題に積極的に対応するための、重大政策措置に関する報告の聴取を行った。さらに「出生政策の改善による均衡の取れた人口の長期的成長の促進に関する決定」の審議を実施したのだ。

その中でも、3人までの出産を認めるという政策の実施が最も注目を集めた。この政策は中国の人口構造の改善や高齢化問題に対する積極的な国家戦略の実行などに役立つ。しかし、少子高齢化の長期的トレンドがいったん形成されてしまうと、根本から方向転換を行うのは難しくなる。