シェアハウス問題によってスルガ銀行の不良債権比率は高止まり(撮影:尾形文繁)

2020年度の地方銀行の決算で相次いだのは、「予防的な引き当て」だった。これは将来発生しうる貸し倒れの費用を前倒しで計上するもの。銀行がこうした対応を取るのは、「足元で倒産は増えていないが、企業の業況悪化から不良債権比率は着実に上昇している」(地銀幹部)からだ。

下の表は、不良債権比率が高い順に地方銀行100社を並べた。1位は静岡県のスルガ銀行。シェアハウス問題によって不良債権比率が高止まりしている。足元では、アパートやマンション向けのローンについて弁護団が立ち上がり借金の帳消しを求める動きがあり、予断を許さない状況だ。