株式投資の魅力の1つは株主への配当だ。配当を増やし続ける企業は、株主還元に積極的な考えを持ち、業績も伸び安定的な財務基盤を備えていることが多い。増配が今期予想を含めて何期続いているか、その期数の多い順にランキングした。

1位となったのは32期の連続増配が見込まれる花王。1991年3月期から始まり、今2021年12月期は前期比4円増の144円配を見込む。柱の衣料用洗剤で新製品が寄与するほか、化粧品も海外で伸びている。4月には中国・海南島に進出するなど、高価格帯スキンケアを軸として来年中をメドに20店舗を展開する予定だ。今期の純利益は1330億円と前期比5%増の見通しで、約半分を配当として株主に還元する。

2位は中古車オークション会場運営のユー・エス・エスと自動車用補修・車検部品卸のSPKで、24期連続増配の見通しだ。

ユー・エス・エスは中古車の成約台数が順調に増えるほか、のれん償却減で営業増益を見込む。オークション会場関連の特別損失も消え最終利益を押し上げる。今22年3月期の純利益は265億円と前期比6.5倍の見通し。配当性向は55%以上を打ち出している。

一方のSPKはカスタムパーツが牽引して国内自動車部品が好調なほか、海外も底堅い。5月に中期経営計画を発表、車の電動化をにらんだ商品構成見直しや全世界共通自社ブランド創設、EV(電気自動車)・CASE製品開発を盛り込んだ。今後も成長が見込まれ、増配継続が期待できそうだ。