『会社四季報』では、担当記者が上場全社を取材し、3カ月ごとに業績を独自に予想する。この「四季報予想」を活用すれば、業績が上振れしそうな銘柄を先回りして仕込むことができる。中でも四季報予想と会社計画との乖離率が大きければ、「安く買って高く売る」という、株式投資の基本に倣った銘柄購入を実現できる可能性が高い。

乖離率で1位となったのは、航空測量が主軸のアジア航測だ。官公庁向けに強いビジネスモデルが業績上振れの理由だ。菅政権の下、インフラ整備を対象とした国土強靭化5カ年計画が2021年度から始まり、小規模河川のハザードマップ作成などが好調だ。再生可能エネルギー関連では風力発電向けの調査も伸びている。販管費の減少も効き、21年9月期業績は上振れる見通し。配当は会社計画の14円より増える可能性もある。

2位は組織・人材採用戦略についてのコンサルティングが主力のリンクアンドモチベーション。組織コンサルや組織改善「モチベーションクラウド」の回復が鮮明なうえ、人材紹介・派遣も底打ちしている。販管費削減が会社計画を上回ると見込まれ、四季報では21年12月期の大幅増益を予想する。