日本の粗鋼生産量が世界一だったときもある。写真は国内の製鉄所(編集部撮影)

世界の鉄鋼市況は中国勢の一挙手一投足が左右する。今や世界の粗鋼生産量の6割近いシェアを持つからだ。

1990年代半ばまでは粗鋼生産で日本が世界一だった。徐々に台頭してきた中国は1996年に日本を追い抜き、2000年代には生産量を激増させた。今やその生産量は日本の10倍以上ある。

中国の急拡大は、2001年のWTO加盟でグローバル経済と本格的に繋がったことが大きい。そして、GDP(国内総生産)で中国が日本を抜いたのは2010年だった(下図は主要国のGDPの40年推移)。