高価格帯の新業態「ほっともっとグリル」。都市部の20〜30代が主要顧客。今後の出店戦略の柱だ

持ち帰り弁当店「ほっともっと」などを展開するプレナスが、大量出店やコロナ禍による外出自粛の影響などで苦戦が続いた前2021年2月期までから一転、再び成長軌道に乗ろうとしている。

今22年2月期の売上高は前期比3.4%増の1452億円と増収幅はそれほど大きくはないものの、営業利益は同498%増の54億円に急回復する見通し。これまで地道に取り組んできた粗利益改善の施策が、ようやく花を咲かせつつあるのだ。

同社の事業は売上高全体の約7割を占める「ほっともっと」のほか、定食店の「やよい軒」、しゃぶしゃぶ店の「MKレストラン」に大別される。ほっともっとは直営店やフランチャイズ(FC)店などを国内に2493店舗(21年2月末時点)展開しており、持ち帰り弁当業界では国内最大の規模を誇る。

前21年2月期の売上高は前々期比6%減の1405億円。ほっともっとは巣ごもり需要で好調だったものの、外出自粛が直撃したやよい軒とMKレストランの不振が響いた。

売り上げ以上に厳しい状況だったのが利益面だ。営業利益は9億円と前々期の3倍近くに増えたとはいえ、18年2月期の49億円をピークに直近3年ほどは低空飛行が続いてきた。