4月に開業したスタートアップ向けシェアオフィス「LAIDOUT SHIBUYA」(記者撮影)

「東南アジア版ウィーワーク」がついに日本に上陸する。

シンガポール発のシェアオフィス運営会社「JustCo(ジャストコ)」は2022年1月、東京・渋谷区の大型オフィスビル「渋谷ヒカリエ」の33階にシェアオフィスを開業する。

「第1号店は渋谷に出せればいいなと思っていた。渋谷には街の発信力があり、人を惹きつけるパワーがある」。ウィーワーク、リージャスとシェアオフィス企業を渡り歩き、現在はジャストコの日本カントリーマネジャーを務める鈴木省吾氏はこう話す。

都内のシェアオフィスは10年間で20倍に

第1号店は約670坪のフロアに、個室やコワーキングスペースなど約500席を配置する。詳細の設計はこれからだが、カラフルで賑やかな雰囲気の内装が目立つ他社のシェアオフィスとは一線を画し、ホテルのラウンジのような落ち着いた空間作りを目指す。今後2年間で都心部を軸に5拠点程度の出店を計画している。

2011年にシンガポールで創業したジャストコは、東南アジアを中心にシェアオフィスを8カ国43拠点に展開する。アジアにおいてはウィーワークにも比肩する規模だ。2017年にはタイの現地大手不動産会社から約1200万米ドルの出資を受けた。

日本においては2019年に、大東建託と合弁で日本法人を設立。大東建託が東京・虎ノ門で運営していたシェアオフィス「.BASE」(ドットベース)の運営を引き継ぐと同時に、ジャストコブランドでの出店を模索していた。