大網白里市は、千葉県中央部に位置する人口約4万8000人の街だ。東京都心から50~60キロメートル圏にあり、都心からの距離は、神奈川県平塚市や東京都青梅市、埼玉県加須(かぞ)市、茨城県つくば市などと同程度。市域は東西に長く、千葉市に接する西側は丘陵地帯、中央は平地で田園地区、そして東側には県内有数の海水浴場を抱える白里海岸がある。

この街が、都心で働く人のための住宅地として注目を集めるようになったのは、バブル崩壊から数年経った1995年ごろである。土地区画整理事業が行われ、JR大網駅を挟んで南側にはみずほ台、北側にはみどりが丘という住宅地ができた。北西部では、東急不動産がゴルフ場と戸建て住宅を融合させた、フェアウェー隣接の高級住宅地「季美の森」を開発し、話題となった。このほかにも三菱地所などの大手デベロッパーが戸建て住宅、マンションなどを次々に分譲した。

「季美の森」付近の様子。ゴルフ場のすぐそばに住宅が広がっていることがわかる(PIXTA)