うちだ・ゆきまさ三和銀行を経て1998年にボストン コンサルティング グループに入社。2020年から現職。(撮影:今井康一)

──戦略コンサルティング会社でありながら、最近はデジタル分野にも注力しています。

デジタルには数年前から取り組んでいる。なぜかというと、企業の経営陣が抱える悩みの4割くらいはデジタルが関わってしまうからだ。われわれは経営陣の根本的な課題解決を手伝うことが多いので、必然的にデジタルのレベルを上げていかなければならない。

片手間でできるものではないので、デジタルBCGという組織をつくり、専門人材を集めている。

──デジタル関連業務といっても範囲は広いですが、どこまでをカバーする方針ですか。

開発までやるには大所帯を抱えなければいけないが、少数精鋭の組織なので、デジタル化の方向性を定めたり、プロトタイプを作ったりするところまでだ。保守や運用はITベンダーにやってもらったほうがいい。

開発部隊がいないことで、中立の立場から最適な提案ができる。「そんな大がかりなシステム要らないですよね」とか、「より得意なのはこの人たちですよ」などクライアントの側に立って言える。

企業のホームドクターに