どくしょざる ブログ「読書猿」主宰。1997年からメルマガを開始。2008年にブログ「読書猿Classic」開設。著書に『アイデア大全』など。

ネット界の知の巨人・読書猿氏が独自に収集、開発した独学の技法を明かした『独学大全』。古代ギリシアから最新論文まで、世界の知をかき集めたまさに「独学の百科事典」だ。780ページに及ぶ大著だが、爆発的なヒットを記録し、今回の「ビジネス書」ランキングでも1位となった。本の狙いを読書猿氏に聞いた。

『独学大全』読書猿 著/ダイヤモンド社 3080円

──この本を書いた動機を教えてください。

勉強本は世の中にたくさんあるが、独学する人を手助けする本はそんなにない。この国の社会では「独学者」って、あまり尊敬されていないからだと思う。だから、ただ勉強したいだけなのに独学者は孤立してしまう。そういう人たちを助けようと思って書いたのが『独学大全』という本だ。

「勉強はできて当たり前」「勉強の仕方は教えるが、あとはあなたのやる気次第」といった本が多い。でも、現実的には「勉強は続けられない」「挫折するのが当たり前」というほうが自然だと思う。それをサポートしたかった。

──内容が決まるまでの苦労は?