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予想どおり、2021年地価は9年ぶりに下落地点が多かった。ただ「コロナ禍は一過性で土地の実力値を反映していない」との見方もある。長期の傾向を知るため、直近10年間での騰落率を地域ごとにランキングした。

東京圏の上昇率では港区赤坂が堂々の1位。価格は10年で約2倍になった。上位には銀座や原宿、六本木など都心部がひしめく。

並み居る繁華街の中、12位や21位などにランクインしたのが千葉県君津市。隣接する木更津市も15位につける。09年に東京湾アクアラインの通行料金が引き下げられ、神奈川などへの通勤需要が喚起された。12年にアウトレットモールが開業したことも追い風となった。

大きく下落したのは神奈川県三浦市。テレワークが普及して見直されるとの期待もあったが、バブル期の地価高騰の反動でいまだ低迷から抜け出せていない。

大阪圏では訪日外国人の恩恵を受けた京都市や大阪市が躍進。ただ昨年比較では軒並み下落しており、外国人頼みのもろさも垣間見える。名古屋圏では再開発が進む名古屋駅前の伸長が際立った。

なお、ランキングでは利用現況が「住宅」の地点を抽出したため、商業地や工業地も一部含まれる。