5Gで先行する中国企業。米国は次世代通信網での覇権を奪いたい考えだ(AFP/アフロ)

バイデン大統領は3月31日、東部ペンシルベニア州ピッツバーグで演説し、「米国雇用計画」を発表した。今後8年で総額2兆3000億ドルを投じる壮大な成長戦略だ。同計画には「高速ブロードバンドの拡充」が盛り込まれるなど、次世代移動通信システム「5G」のインフラ整備は緒に就いたばかりだ。だが、米政府の関心はすでにその次の「6G」に移りつつある。

5Gの基地局市場では中国の華為技術(ファーウェイ)および欧州、韓国の企業が先行し、支配的な地位を築こうとしている。米国は5Gの競争で犯したような過ちを、6Gといった次世代技術の開発競争では何としても回避したい考えだ。