(Ystudio_PIXTA)

一口にバイオ・医療系の上場企業といっても具体的な業態は幅広い。医薬品の開発を目指す企業、医薬品のもととなる化合物を探索し他社に開発権を渡すのを主業務にしている企業、化合物を探索するソフトウェアやシステムを開発する企業、臨床検査業務やその試薬、機器などの開発を行う企業などさまざまだ。

記事下の表では1990年代以降に設立され、バイオ・医療系と位置づけられる36社を選び、時価総額の順に並べた。表の後ろには、時価総額について、上場日と直近との比較で、その伸び率を示した。

時価総額が最も大きいのは、別記事でも取り上げたペプチドリームだ。2013年の上場以来、増益基調が続いており、時価総額6000億円超は、製薬中堅の大日本住友製薬や大正製薬ホールディングスとほぼ同じ、製薬企業の中でも10位前後だ。時価総額の伸びは445%(5.45倍)にもなる。

2番目のタカラバイオは宝酒造(現・宝ホールディングス)からの分離でいわゆるベンチャーとは違うが、試薬や理化学機器の開発、遺伝子治療薬の開発でバイオ分野で存在感がある。21年3月期の営業利益は前期比約2倍の130億円を見込んでいる。 

「継続性」が不透明な9社