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世の中の「経済思想」談義は、つまらないマウント合戦に成り果てることが多すぎる。「ナントカ政策はマルクス思想に反する」とか。だが、経済はでかい仕組みだ。どんな理論や思想も、そのある一部分しか捉えられないのだ。まず経済全体の仕組みの中で、何が重要なのか、そしてそれをめぐる「思想」がいかにあやふやかを理解しよう。

評論家、翻訳家 山形浩生(やまがた・ひろお)東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。主な著書に『新教養主義宣言』(河出文庫)、『たかがバロウズ本。』(大村書店)など。『超訳 ケインズ『一般理論』』(東洋経済新報社)、ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』『お金の改革論』(講談社学術文庫)、ピケティ『21世紀の資本』(みすず書房、共訳)など訳書も多数。

経済の全体像を考える