マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆(ひろき・たかし)国内銀行系投資顧問、外資系運用会社、ヘッジファンドなどさまざまな運用機関でファンドマネジャーなどを歴任。青山学院大学大学院(MBA)非常勤講師。2010年から現職。

日経平均株価は年内に3万9000円台へ乗せるとみている。1989年末につけた史上最高値3万8957円を上回る、という予想だ。

足元からはおよそ3割の上昇となるが、かなりおとなしめの予想だと思っている。というのも、実績として、昨年8月から今年2月にかけ日経平均は3割上がった。この間に企業業績は大きく改善し、日経平均採用銘柄の12カ月先EPS(1株当たり利益)は4割も上昇した。そのため予想PER(株価収益率)は18〜19倍でほぼ変わらず、割高感はない。

そして今後だが、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済が再開され、景気が拡大すれば企業業績はさらによくなる。

4〜5月に、日本企業の大半が採用している3月期の決算が発表され、来期の見通しが示される。おそらく今のEPS予想より1割ほど上方修正されるだろう。