(terkey/PIXTA)

世界的な株高を牽引し、長期上昇が続いた米国株。『米国会社四季報』編集部が米国株投資の基礎と実践を解説する。

まず取引する証券会社選び。個人投資家に便利なのはマネックス証券、SBI証券、楽天証券といったネット証券だ。いずれも手数料が約定代金の0.45%と安く、取扱銘柄も約4000と多い。

覚えておきたいのは日本の証券コードに相当するティッカー。例えばアップルはAAPL。社名を略したものが多い。また日本では売買単位100株で注文するが米国では1株から取引できる。ストップ高やストップ安がない点も日本株と異なる点だ。株価が急騰・急落しても値幅制限はない。最近ではゲームストップ株が投機的な動きで乱高下する場面があった。業績不振の小型株に投資する場合は注意が必要だ。

米国株相場の今後の注目点はFRB(米連邦準備制度理事会)の政策変更だ。今のところ金融緩和継続のメッセージを発信している。だが新型コロナウイルスワクチンが普及し、景気回復期待が高まるにつれ、長期金利や物価に上昇の兆しが見られ、株式市場は金融政策の変更を織り込み始めた。今後、株価が調整局面に入ることもありうる。それでも米国上場の個別株には高い成長性や株主還元の魅力がある。長期的に有力な投資先であることは間違いないだろう。

2020年秋冬号は710社を掲載。21年春夏号は4月19日発売予定

EVやバイオの新興企業

成長性に着目した銘柄選びでは、売上高成長率の高い企業が狙い目だ。『米国会社四季報』は大型株のS&P500銘柄に加え、新興銘柄を収録している。2020年秋冬号(20年10月発売)掲載の710銘柄を対象に、前期比の予想増収率でランキングしたのが下の表。S&Pグローバルのデータを使用している。