柳川範之 東京大学大学院教授(やながわ・のりゆき)1963年生まれ。慶応大学通信教育課程卒業。93年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。東京大学助教授などを経て2011年から現職。主著に『法と企業行動の経済分析』『独学という道もある』など。(撮影:今井康一)

新型コロナ禍の中で急速に広まってきたリモートワークだが、その大きな特徴は「少し顔を出す」ということが可能になった点だ。

例えば、大阪にいて東京の会社の知人に10分だけあいさつをしたいと考えた場合、実際に行こうと思えばかなりの時間とお金がかかるため、少しだけ顔を出すことはなかなか難しかった。

しかし、オンラインであれば、極めて容易にできる。東京だけでなく、海外であっても、簡単に顔を出すことができ、(時差の問題を除けば)ほとんどコストがかからない。