宮城県仙台市の南部、1978年にさとう宗幸が歌い、大ヒットとなった『青葉城恋唄』に登場する広瀬川とその主流である名取川に挟まれたエリアに太白区長町がある。

長町は江戸時代、奥州街道で伊達藩の仙台城に向かう手前の宿場町として発展した。長町宿からはほかに2本、西に延びる街道もあり、交通の要衝だった。

明治時代、1887年には東北本線が通るが、駅は96年まで設置されなかった。多くの宿場町が駅を積極的に誘致しなかったのと同様に、鉄道の駅が設置されることにより宿場としての機能が失われると考えたのかもしれない。