総合 上位企業
KDDIが2年連続トップ 積極的な社会貢献が光る

社会のさまざまな課題を企業の力で解決しようという動きが広がっている。SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)、サステイナビリティー(持続可能性)といったキーワードが語られるが、その基礎を成す考えがCSR(企業の社会的責任)だ。社会が複雑になるに従い、企業に求められる責任は大きくなっている。

このCSRと財務の両面から「信頼される会社」を見つけようとするのが、東洋経済が毎年公表する「CSR企業ランキング」だ。15回目となる今回はCSR143項目、財務15項目で総合評価を行った(作成方法は関連記事「CSR企業ランキング」とは?を参照)。

総合ランキングのトップは2年連続でKDDI。部門別に見ると、人材活用が15位、環境が31位、「企業統治+社会性」が3位、財務が4位と、各部門で上位に入り、総合スコアで連覇を達成した。

同社は、CSR活動のマテリアリティー(重要課題)に「安全で強靭な情報通信社会の構築」「エネルギー効率の向上と資源循環の達成」などを掲げる。専任のサステイナビリティー担当役員が社内の課題を幅広く見ながら活動を推進する仕組みになっている。全社員を対象に内部通報制度に関する意識調査を実施するほか、内部監査部門を充実させ、グループ内の各組織に内部統制責任者を置くなど、ガバナンスのレベルは高い。

携帯電話ショップで回収された使用済み携帯端末を分解し、可能な限りプラスチックを再利用する仕組みを構築している。大規模災害時用の公衆無線LANや充電設備の設置など、本業を通じた社会課題解決にも積極的に取り組んでいる。